「結果」を表す英語
最近、ニュースをや映画を見る中で、outcomeという単語をよく目にする。
「結果」という、少し高級な単語だ。
しかし、少し足を止めて考えてみると、「結果」を表すにも様々な単語があるように思う。
あなたは、「結果」と翻訳される単語をいくつ思いつくだろうか。
例えば、ぱっと思いつくところで、result。
それから、consequenceという単語も耳にすることが多い。*1
もう少し考えてみよう。
この3つは意味はどのように違うのだろうか?
そこで、result, consequence, outcomeの意味の違いを、オンラインの英語辞書を元にして考えてみたい。
今回は、Cambridge DictionaryのEnglish-Japanese(英語で定義がされているが、日本語の翻訳も載っている)を使用する。
まず、result
something that happens or exists because something else has happened 結果, 結末*2
何か他のことが起こったために、起こる、または存在するもの(拙訳)
resultに関しては、まあそうなのかな、というところだと思う。
何かのために在るようになった何か、といったところだろう。
次に、consequenceとoutcomeについて見てみよう。
consequence
the result of an action, especially a bad result
結果 *3
行為の結果、特に悪い結果(拙訳)
outcome
the final result of an activity or process
結果 *4
活動または過程の、最終的な結果(拙訳)
consequenceもoutcomeも、resultという単語が定義に入っていることにまず注目したい。
それは、resultは、consequence、outcomeと比べた時に、「結果」を表す最も基本的な語だからである。
consequenceは、「特に悪い結果」を表す、という点が発見である。
outcomeは、「最終的な結果」という点が面白い。
Cambridge Dictionaryでは、"the outcome of an election"*5という例があがっていた。
選挙の結果、というわけだが、確かにoutcomeという語を使用する限り、途中段階の結果は想定しづらいだろう。
興味深いことに、Cambridge Dictionaryの日本語訳では、これら3つの単語はどれも「結果」なのだ。
英英の定義を見ると、単語の持つニュアンスを具体的にはっきりと掴むことができ、色々な発見がある。
まとめ
・resultは「結果」を表す基本的な語
・consequenceは「特に悪い結果」を表す
・outcomeは「最終的な結果」を表す
*1:ちなみに、もっと同義語をたくさん知りたい時は、シソーラス辞典を引くと良い。
*2:
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/english-japanese/result
*3:
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/english-japanese/consequence
*4:
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/english-japanese/outcome
*5:
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/english-japanese/outcome