thinkとconsiderの違い

日常生活で必ずと言っていいほど使う単語はなんだろう。

たくさんあるが、日本人が好きな単語の一つに、thinkがあると思う。
thinkはとても使いやすい動詞。
つい、"I think〜"と文を始めたくなってしまうのは、「〜だと思うのですが・・・」と日本語でよく口にしてしまうためなのだろう。(これを母語干渉と呼ぶ。)

ところで、洋画を字幕で見たことがある人は気づくと思う。
日常会話では、「〜を考える」という意味でconsiderという単語もよく使われるのだ。

thinkとconsiderにはどのような違いがあるのだろう?

そこで、Merriam-Webster Dictionaryで、considerの英語の定義を調べてみよう。


consider:
 to think about (something or someone) carefully especially in order to make a choice or decision (http://www.merriam-webster.com/dictionary/consider)
  特に選択や決定をするために、入念に(人や物について)考える (拙訳)


considerの定義に、think (about)という表現が入っているのが興味深い。
thinkとconsiderでは、thinkのほうが一般的に広く使われる表現なのである。

その上で、considerは、何か決定を下す時に好まれる表現ということだ。

英英辞書に"especially〜"と書いてあれば、そこを読むとよく英語のニュアンスが分かるから、面白い。

まとめ
thinkは「考える」を表す一般的な表現。
considerは特に決定を下す時に使われる。